宇曽利山湖の湖畔に構える恐山菩提寺への旅は、人々が死者への供養や信仰の場として訪れる日本三大霊場の一つで、深い敬意と尊厳に満ちた体験を提供する場所です。今では曹洞宗の寺院として知られています。
恐山菩提寺の開山期間は毎年5月1日から10月31日までで、開門時間は午前6時から午後6時。入山料は大人500円、小中学生200円でした。大祭典は毎年7月20日から24日にかけて、そして秋祭典は毎年10月第2週の三連休に開催されます。
恐山は死者の集まる山として知られ、7月の恐山大祭では境内でイタコの口寄せも行われることがあります。私が訪れた時期も恐山大祭で、イタコマチではイタコがテントを張り、多くの人々が口寄せを求めて並んでいました。
恐山の観光は、他の地域と違い、亡くなった人との再会を提供する、珍しい形の観光形態です。
人には、いろいろな考え方があって、本当に信じている人には申し訳ないと思うが、私は死後の世界を信用していません。
また、妄信的に命は尊いものとして意味なく生き続けることにも疑問を持っています。
現世は、四苦八苦と苦悩に満ち溢れていて死に救いを求める人が多ですが、今に始まった話ではなく、狩猟時代から蓄財することが可能になった農耕文化に変わり、富の偏在を生み出してから続いています。
死生観について、昔は人とのつながりが重要な要素になっていたと思われるのであるが、人間関係が稀薄化した現在において、生の成り立ちに人との関係は重要だと再確認できる良い場所だと思いました。
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