氷見線・雨晴海岸

富山県

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雨晴海岸(あまはらしかいがん)は、富山県高岡市北部に佇む海岸である。
かの地は、美しき能登半島国定公園の一部を成し、日本の渚百選にも輝く選ばれし場所なのだ。

移動

道の駅「春雨」

道の駅「雨晴」は富山県高岡市にあり、雨晴海岸沿いに位置している。立山連峰を見ることができる世界でも珍しいスポット。船の形をモチーフにした建物で、1階が情報発信コーナー、2階がカフェとショップ、3階が展望デッキとなっている。

大型車4台、小型車24台、第2駐車場には小型車21台分の駐車スペースがある。

シンプルでおしゃれなデザイン。情報発信コーナーは24時間開放。2階にはドラえもんグッズや地元製品のショップ、展望デッキがあり、オーシャンビューが楽しめる。

カフェ「イソミテラス」は地元食材を使ったメニューを提供。オーシャンビューが自慢で、ランチやティータイムを楽しめる。

展望デッキからは絶景が楽しめる。船や宮殿をイメージしたデザインで、自然の美しさを堪能できる。

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雨晴駅

JR氷見線の越中国分 – 雨晴間は、高岡市より氷見市へ向かう鉄道路線であり、海岸線に沿って車窓から望む景色は絶妙。
まさに絶賛されるべき美しさだ。列車撮影の聖地として、鉄道ファンたちの心を虜にし、青春18きっぷのポスターとなったこともある。

平成26年の歳月に、雨晴海岸を含む富山湾が世界に誇る美しい湾クラブに加わったことも、その美の証左であろう。
富山県が誇る「氷見海岸鳥獣保護区」には、雨晴海岸も一部として指定されているのだ。

晴朗なる日には、富山湾を抱きしめる如く立山連峰の3,000メートルにも及ぶ山々を遠望することができる。
その眺めは、絶景のひとことに尽きる。冬の季節には、日本海が荒波に舞い踊り、新たなる一年の幕開けを飾る元旦の初日の出を求め、多くのカメラマンや見物客が慕ってやまないのだ。

この雨晴海岸の美は、古来より称賛を受けてきた。奈良時代の詠み人知らず、万葉の歌人・大伴家持(おおとものやかもち)も、この茅野の風景に数多の詩を詠み、後世への文化となった。

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見どころ

気嵐(けあらし)

晩秋から冬の寒さ厳しい時は、海水が気嵐という自然現象が発生する。

気嵐とは、晴れた日の夜に放射冷却で空気冷えて海面に流れ出てきた時、この時に海水の温度の方が暖かいと海面から蒸発した水蒸気が急激に凝結して霧が発生、これが気嵐と言われている。

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手荒らし

雨晴海岸は白い砂浜と松の林が続く美しい地域。冬の時期には「手荒らし」という現象が見られる。

海岸の砂浜に波が打ち寄せる際に、砂が削られて形成される氷の塊が波によって引き寄せられ、海岸に打ち寄せられる様子を指します。

この氷の塊は、波の力で砂浜に打ち寄せられると、手のひらサイズに割れることが多く、その様子が手で荒らしているように見えることから「手荒らし」と呼ばれています。

手荒らしは、特定の気象条件下でのみ発生するため、見ることができるのは限られた期間となります。そのため、観光客にとっては貴重な自然現象とされており、多くの人々がこの現象を目にするために訪れます。

雨晴海岸の手荒らしは、自然の美しさと力強さを感じることができる現象で、季節や天候によって変化する海岸の風物詩とも言えるでしょう。

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義経岩

さらに、JR氷見線の雨晴駅からわずかな徒歩5分の地に、「義経岩(よしつねいわ)」が佇む。
追捕を逃れし源義経主従が奥州へと旅路を続けた際、にわかなる雨の晴れ間を待ちし岩。その伝説は語り継がれ、雨晴(あまはらし)という名の由来となったのだ。

そして、義経岩のある雨晴海岸一帯は、名吟人・松尾芭蕉が『おくのほそ道』に詠まれし名勝の地。その美たる風景が魅力を湛え、多くの心をとらえて離さないのだ。

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