この記事は最寄り駅からの移動時間、体験記を記載しています。
深い森に包まれた茨城県久慈郡大子町に広がる袋田の滝。
その美しさは、言葉に尽くし難い迫力と魅惑を纏っている。
久慈川支流の滝川の上流に位置し、4段に分かれて勇壮に流れ落ちる様は、まるで自然のシンフォニー。
滝の総延長は120メートルに及び、幅73メートルにも広がる大自然の絶景だ。
特に冬の袋田の滝は、氷瀑として知られる驚異的な現象を見せる。
寒さに凍りついた滝が魅せる氷の壁は、冒険家たちの挑戦を誘発する。
滝壁を登る勇敢な心には賞賛を送りたくなる。
この名瀑は日本三大名瀑にも挙げられ、日本の滝百選のトップにも君臨。
江戸時代には水戸藩の領地であり、名君・徳川光圀も訪れたと伝えられる。
その歴史と美しさが融合した袋田の滝は、多くの人々を魅了し続けている。
訪れる者を迎えるのが「観瀑台」。
袋田の滝を正面から見るための特等席である。
袋田の滝トンネルを抜け、第1・第2観瀑台へと足を踏み入れる。
大人も心くすぐる入場料は300円、中学生以下は150円（茨城県民の日は無料）。
観瀑台の営業時間は5月〜10月が8時〜18時、11〜4月が8時30分〜17時。
ライトアップ期間には、夜間営業も催される。
第2観瀑台は2008年にオープンし、エレベーターで上部に上がることができる。
高さ約51メートルの第3デッキから滝の全景を堪能することができるのだ。
袋田の滝・生瀬滝は、平成27年3月10日に国の名勝に指定され、恋人の聖地に選定されたのも頷ける。
大自然の美と神秘が重なり合うこの地は、心温まる物語の舞台として永遠に刻まれるに違いない。
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